2013年7月27日土曜日

自己啓発とゲレンデ

よくありますよね、自己啓発セミナーとか、職場で使う技能を自己啓発と称して勉強してみたりとか。

仕事じゃないですが、自己を研鑽すべく嫁と二人でMTBを車に積んで、小樽の天狗山スキー場に行って来ました。

やまめの学校@小樽天狗山です。




天狗山といえば、樽っ子でスキーをここ滑った事が無い奴はモグりとまで(主に市内の中学生の間で)言われたスキー場。私も子供の頃、朝里川温泉スキー場とともに、よく通ったものです。

しかし最後にここを訪れたのは中学生の頃。およそ20年ぶりになりますか。ロープウェイは流石に小ぎれいになっていましたが、シマリス園もそのまま、コースも殆ど変わっていない様子。

しかしそんな思い出の地を、今日は自転車で走るのです。
朝の9時から15時過ぎまで、途中1時間の昼食時間を挟んだ他はずっと講義と実践の繰り返し。雨天が予報されていた空模様も多少雨がぱらつく程度で、ほぼ日差しを浴び(=暑い)ての講義になりました。

良い眺め
良い眺めその2。実家が見えるかな?ちょっと陰かな?

講義はこの駐車場をメインに。

ゲレンデの一部も使って。小樽の景色をバックにMTBの練習

あらかじめ「自転車の教科書」を読んでいたので、基礎的な知識は頭にありましたが、実践に勝るモノはありません。しかし、ちゃんとついていけてたかどうか・・・。

まずは荷重移動と姿勢についてということで、名物、足首ストレッチボードから始まりましたが、足首が硬くて殆ど立っていられなかったり、右足と同時に右手が出ていたりと、散々な結果に。

堂城先生の邪魔をする息子さん。フリーダムw

ボトルの直前でのブレーキングもイマイチだったし、木の建材を2つ積み重ねた所を崩さず越えるどころか吹っ飛ばしてみたり、急坂上りではひっくり返って足裏にまたペダルでキズを作ってみたりと散々でした。多少まともだったのは低速で人の間をすり抜ける時くらいだったでしょうかね。8の字を予習していて良かったなぁ。

この土手を上ろうとしてひっくり返りました。肘が痛い・・・
姿勢も乗車位置もちゃんと飲み込めていないので、建材買ってきて練習しなければ。復習は大事。宿題も出たしね。

ひとつだけ、ちゃんとその場で得られたなと思ったのは1時7時のクランク位置。うまくやるとハンドルを持ち上げなくても前輪が浮くので、最初に比べれば石ころをうまく越えられるようになりました。ただ、建材を崩さず越えるのは要練習。

無事講習も終わりました。ここ天狗山にはMTBで走れるコースがあります。一つはダウンヒル、もう一つはクロスカントリーです。いずれもスキーのゲレンデを使ったもので、今日はクロスカントリー用のコースを走ってみました。

えらいきっつい・・・

遠くから見ると、そんな急でも・・・?

クロスカントリー用のコースは、「ファミリーコース」というごく初心者向けのコースを使用しているので甘くみていましたが、スキーの「緩斜面」と、自転車におけるそれを比べたのが間違いです。スキー場のオフィシャルサイトにはファミリーコースの平均斜度と最大斜度が書いてあります。平均11°、最大16°とありますね。11%や16%ならまあきついけど何とか、と思いますけど、これ%表示に換算したら平均19.2%、最大27.8%ですよ。もう心臓が口から飛び出る勢いで、心が折れました。ぽっきりと。
しかも、斜面には石がごろごろしている上、コース横の林の中は石に加えて木の根が行く手に立ちはだかり、急なアップダウンを繰り返すというもの。一週3km弱ですが、一回りし終えた頃には足はガクガク、息も絶え絶え。

疲れました-とまだ駐車場に残っていた堂城先生の所に著書へのサインを頂きに行ったところ、「じゃあ、楽に上れる方法を教えましょう。ちょっとだけコース走りましょうか」と恐ろしいことを言い出します。とても指導熱心な先生でアフターも万全なのはありがたいのですが、ありがたすぎて勘弁して欲しいです。先生の他、WLBの店長夫妻や他の参加者も一緒になって登り・・・もうすっかりヤラレている私はほぼ最後尾をゼエゼエ言いながら上るのが精一杯。一応、教えてくれた走り方で多少楽になりましたが。

なお、ちょっとだけ、といいつつゲレンデの最上段まで連れて行かれました。
自転車乗りはみんな嘘つき・・・という言葉が口から出たのは、ごく自然な成り行きでしょう。

帰りに嫁が差し出した麦茶のうまかったことといったらもう・・・。



やっぱりここはスキーをするところ。2度と自転車担いでくるもんかと思うのですが、何故か明日もここに行く予定なんですよね・・・

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