2015年7月12日日曜日

灼熱の大地

昨年参加して、グルメフォンドの名に恥じぬ歓待っぷりにすっかりやられてしまった十勝中札内グルメフォンド
今年も嫁と二人で参加して来ました。


今年は昨年の反省を生かして帯広に前日入りし、帯広のグルメを堪能した上で、翌朝に備える行程を計画。
豚丼
たかまん
ワイン

帯広と言えばこの3つは外せません。今年はそれに加えて帯広名物らしいカレーも。

今年はインデアンカレー初めて食べましたが中々。

夜はワインも堪能し、22時には寝たので早起きも辛くありません。5時に起きて中札内に向かいます。昨年は2時に自宅を出たことを考えると雲泥の差です。

会場では今年もポニーと道産子がお出迎え。

一年ぶりだね
ご覧の通り好天に恵まれました。・・・恵まれ過ぎじゃないか?
天気予報でわかってはいましたが、この日は好天。
好天どころか暑いくらいの気温が予想されています。
スタートとなる7時半の時点でも20度を軽く上回っていて、この日の暑さを予感させます。そこまで深刻に考えていたわけではなかったのですが。

さて、今回は昨年の富良野に引き続き、チームジャージにて参加です。
ただし、この日はニセコでレースがあるのでガチな方々はそちらに参加、あるいは応援に行っているようで、中札内に参加したのは我が家の他に4人。そのうちの3人とご一緒させて頂き、5人で走りました。

スタートして驚いたのは今年は一斉スタートだったこと。
昨年は10人程度のグループでスタートしていたので、特に混乱はありませんでした。
しかし、今年は前に居る人から一斉にスタートしたので暫くの間は大集団が道をふさぐ形になってしまい、車の方には大分ご迷惑をおかけしたような・・・次は元に戻して欲しいなぁ。

暑いなぁ・・・
最初のエイドへ向かう途中、思わず口を突いたのはこの言葉。
昨年が小雨に当たられたことを考えると、天気が良いのはありがたいのですが、ちょっと気温が高すぎるのも事実。こまめに水分補給するように注意しつつ緩やかな坂道を登ると最初のエイド、ピョウタンの滝に到着しました。

滝を背景に
昨年と同様、お菓子がメインのこのエイドではチョコレートやクッキーを軽く頂いて下ります。
下りの途中で丁度いい列車を見つけて、次の坂まで暫く乗せて頂くと、程なく大樹町に入ります。途中でホースの水をかけてくれるサービスが有り難くなるほどの暑さ。まだ10時です。このあたりで気温が心配になりはじめます。

そのままなだらかな下りを快走して2つ目のエイドへ。
ここでは昨年チーズケーキでしたが、今年はシーフードカレーでした。
量も丁度良くて美味しかったですよ。

今年も日方川太鼓の皆さんがお出迎え。暑い中ありがとうございます。

シーフードカレーは数種類の海の幸が入っていて美味しい

さて、このあたりで「なんか調子悪い?」という感覚が出てきます。
なんせ日陰はエイドだけです、ヘルメットの下に日焼け防止、直射日光による日射病対策を兼ねてサイクルキャップを被っていますが、熱が籠もっている感じです。時々ヘルメットを脱ぐようにしますが、空気も暑いのであまり冷えません。

余談ですが、私は日射病と聞くとハムテルのおばあさんが「帽子をかぶれと言ったのになぜかぶらなんだ!」と怒るシーンを思い出します。

そうこうするうちに、最大12%程度の勾配を含む、このイベント最大の登りが登場します。
5%を越える坂はハナからインナーローでくるくる作戦なのでみんなに追い抜かれ、最後尾を這うように登ります。
ここでもなんだか頭がもやもやする感じです。景色は良いですが、見る余裕なんかありません。

十勝らしい雄大な景色です

登り切った所にある3つめのエイドでは、水分補給をたっぷりさせて貰いましたが、遮る所のない大変日当たりのよいエイドだったので、あまり長居したくはありません。
でもパンは美味しいですし、じょうろで頭に水をかけてもらったのは気持ち良かった-。

バナナとソーセージとパン。この塩パンが美味しいんだー。
ここを下ると、4%程度の坂が3km程続くのですが、なんだか足に力が入りません。
先ほどの激坂で足を使ったからかと思っていましたが、登り切った後の平地でもスピードが出ず、嫁に引っ張って貰う始末。

ここに至ってどうやらこの不調は暑さのせいらしいと気づきます。
水分補給は欠かさなかったつもりですが、追いつかなかったのでしょうか。
大幅に遅れて4つめのエイドに到着。きゅうりの浅漬けとミニトマト、ヨーグルトを貰って木陰でたっぷりと休憩しますが、あまり改善は見られず。

塩が濃いめに効いたきゅうりが美味しかった
休憩中にぽろっと「130kmムリかも」と弱音を吐いたところ、他の人もしんどかったようで、最後の30kmをパスすることを検討。元々開会式で案内があったとおり、最後のエイドから80kmコースに合流することで、100km程度でゴールできるよう設定されているのです。昨年完走しているだけに自分には無縁と思っていたのですが・・・

5つめのエイドも回らずに最短でゴールすることも可能ではあるのですが、一応、エイドは全部回ろうということになり再出発。木陰に戻りたくなる暑さの中、次のエイドを目指します。幸いにも軽い追い風基調ということもあって、さほど苦労せず5つめのエイドに到着。
美味しい長芋とプリンをいただいたのですが、嫁は既に固形物を受け付けない状態だったので、早々に離脱してアイスクリームを頂ける次のエイドにゆっくりペースで向かいました。

あずきプリンと麦茶と長芋

軽い追い風基調の後にくるのはやっぱり向かい風。
距離は長くありませんが、この状態で向かい風を受けるとしんどい。今度はまた私の足が回らなくなり、20km/hを切るペースでよちよちと最後のエイドへ。

最後のエイドでは、冷たい水とアイスクリームを頂いて木陰で随分長い時間休憩していました。
チーズ入りで濃厚なアイスクリーム

その甲斐あって、足は回るようになりましたが、ここから30kmのアップダウンを含むコースを走れる気はせず、やっぱり80kmコースに変更。見ていると結構な人数が80kmコースに切り替えていたように思います。

最終的に108km走ってゴール。
記念品を受け取ると、挨拶もそこそこにそそくさと撤収。
バーベキューに参加できなかったのは残念ですが、この暑さの中で七輪を囲む気になれなかったので、やむなく撤退しました。

まあその分、帯広で豚丼(2日連続2回目)を食べたんですけどね。




これまで、ロードに乗るようになってからいくつかのイベントに参加しましたが、最も辛いイベントでした。というか、最も辛いライドだったと思います。

水分補給や帽子、塩分タブレットなども用意して十分に備えたつもりでしたが、最高気温が35度に達するような所で走るのは身体に良くないと言うことでしょうか。
本州以南の方々で、夏場は走らないという人がいる理由がわかった気がします。

できればまた来年も参加したいですが、またこんな天気だったらDNSを検討しようと思っています。
まあでも、倒れることなく無事に帰って来れて良かった。



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