グレートアース富良野ライド2014

昨年に引き続き、この週末は富良野で走ってきました。

グレートアース富良野ライド、今年は去年とほぼ逆回りのコースとなり、昨年終盤に気持ちよく下った下りが、今年は序盤にいきなり立ちはだかる事になります。

一方で、昨年苦労した直登の上りは気持ちいい下りになる筈。
序盤さえクリアできれば去年より楽なコース設定、そう思ったのは甘かったんですね。

今年も前日入りして事前受付を済ませ、ウェルカムパーティに臨むことにしました。

前日受付の富良野スポーツセンター

富良野マルシェに立ち寄り・・・

メンチカツバーガーを

今年も新富良野プリンスホテルで行われたウェルカムパーティでは、美味しいふらのワインにサプライズの６月生まれ参加者への誕生パーティ、美味しい料理とへそ踊りで満足の一夜を過ごすことができました。

６月生まれの嫁は、ゲストの道端カレンさんの隣に立って、足の長さ・・・（以下検閲により削除）

ウェルカムパーティでワインを

ヘソ踊りも堪能

さて、翌日本番。
早朝は朝霧に包まれていましたが、徐々に晴れてきて好天に恵まれることとなりました。

去年の反省を活かして、トイレはホテルで済ませたので万全です。

準備完了

三々五々集合する参加者。色んな自転車があって眼福

この日ご一緒したのは、札幌で走るときにもよくご一緒するOさんとKさん、それに私の友人で旭川在住のTさん。我々夫婦の５名で走ります。Tさんはクロスバイクですが、マラソンやらボルタリングやらフットサルやらスポーツマンなので問題無いでしょう。

ゲストの安田団長と、MC片岡さん(31)。

白戸太郎さんの先導で8:30 スタート。
白戸さんスタート後は、自転車芸人、安田大サーカスの団長がMCで盛り上げます。

赤いのがTさん。

私と嫁。（Tさん撮影）

この日は、私と嫁はチームジャージを着て走りました。

昨年の富良野で、LEGARE COFFEE ROASTERのマスターにお会いしたのですが、マスターとお店の常連さんで作ったチームのジャージを「格好いいから欲しい」というわがままで自分たちの分も用意していただいたのです。

同じジャージの方も何人かいて、途中のエイドでは集合写真にも混ぜて貰いました。
チームジャージって良いですね。初めてあったのに、知ってるかのように挨拶できたり手を振り合えたり。

さて、スタートして早々はまったりペース。KさんとOさんは先行していますが私はしばらくTさんの様子を見ながら走っています。が、流石はスポーツマン、重いクロスバイクにも関わらず平気な顔でついてくるので集団のペースにあわせて走ることにします。

そうこうするうちに、第1エイドが近づいてきました。
でもなんかおかしい。GE富良野はお金がかかるぶん、案内などには力が入っています。
具体的には、要所要所で看板が必ずあり、直進してしまいそうな所には誘導員がいる筈なのです。
しかし、看板も誘導員もいない所で前の集団が曲がったので、一緒になって曲がりましたがまた何もないところで曲がります。
ん？と思っていましたが何事もなくエイド１、鳥沼公園に到着しました。

後から、事前配布されたマップとルートを見比べてみましたが、どうやら曲がらなくてはいけないところを通過したっぽい。看板がなかったのかどうかはわかりませんが、エイドで待つ間、聞こえてきた他の人の会話によれば、一緒に走っているスタッフが道を間違えたのではないかとのこと。
そうなのかと納得しかけたものの、だとするとかなりの人が看板を見落としたことになるのですが・・・
まあ、後半のとみたメロンのあたりでもマップと異なるルート（これは誘導員がいた）を走りましたから、後から変わったのかもしれませんが。

さて、気を取り直してソーセージ・・・と思ったらエライ行列。
先行したKさんとOさんも並んでいますが列のすすみが遅い様子。次のエイドもそうなのですが、スタッフが足りないのか集団を捌ききれないみたいです。結構ここで待たされました。
後から来た人達の中には、諦めて進む人も。ちょっと改善して欲しいところですね。

並んでも食べたかった美味しいソーセージ

並んだ甲斐があって美味しいソーセージでしたが、先を急がなければなりませんのでゆっくり味わう間もなく先に進むことにしました。

先を急ぐ理由はただ一つ、「足切りされない」こと。

12時までに58km地点のエイド４、日の出公園をスタートしていなければならないのですが、少なくとも11時半には到着してゆっくり食事を味わいたいところ。7時半のスタートからだと４時間もありますが、実際にスタートしたのは7時50分。平坦なら何でもない距離ですが、アップダウンがあるので少し余裕を見ておかないと、と思っていたのです。

そんなこんなでエイドを出発、今回最大の山場と考えていた登り坂に差し掛かります。

平均4%程度の坂が4kmほど続きます。去年より楽な筈ですが、去年より増えている体重のせいか、思うようには進めません。日差しも強くなってきて汗だくになりながら登っていくと、先行していたKさんとOさんが。ゆっくりペースで待っていてくれたので、「これで休める」と思ったのもつかの間、Kさんが煽るようにスピードを上げます。

いつもならおもちゃを見つけた犬のように食いついていく私ですが、我慢・・・でも結局下りに差し掛かったところで反応してしまい、嫁とTさんを置いていきぼりにして加速。途中で信号に引っかかったOさんも置いて麓郷を走りました。Kさんに千切られないよう必死でついていくので、折角の景色を楽しむ余地もなく・・・でもまあ高速で走るのは楽しいです。

途中で折り返してきた白戸太郎さん率いる先頭集団に手を振ると２０人くらいの集団がみんなで手を振り返して
くれました。こういうのも嬉しいですね。

高速セクションも終わり、エイド３、五郎の石の家までの登りをゆっくり登っているとOさんも合流。３人でエイドに到着し、並んで塩ザンギをいただきます。

ザンギに並ぶ列・・・

走った後に脂っこいものということで、敬遠しがちですが美味しいんですよ。
今年も２個いだたきました。

塩ザンギ（２個目）

ザンギを食べていると程なく嫁とTさんが到着。
クロスバイクのTさんですが思ったより速かった。やっぱり体力あるなぁ。

ここまで来ると後は下り基調だし、足きりも大丈夫だろうということで、少しゆっくり走って風景など写真を撮りつつ次のエイドを目指すことに。

石の家付近から麓とその先の山々を眺める

石の家を下ったあたりから山側を

途中、平均3%で2km程度の長い坂があったりして意外と足を使ってしまい、エイド３、原始の泉に着く頃には思ったより足に来てる感が。そのせいなのか、砂利道をクリートで歩くからなのか、ちょっとふらつくなぁ。

原始の泉。美味しい水のためには砂利道をちょっと歩かなければならない

どうやらKさんとOさんは通過したみたいなので、嫁とTさんを待ってスタート。
ふと時計を見ると、10時半近い。んん、思ったより時間が無い？

また少し急いで走ります。ちょっとせわしないですね。
緩い登りを登り切り、長い下り坂をかっ飛ばし、あとはエイド４まで平坦と思って油断していると5%程度の坂が現れるのは中々意地悪なレイアウト（笑）

エイド４、日の出公園には予定通り11時半に到着しました。
ここでKさんOさんに再度合流。ゆっくり食事を済ませてから次の拓真館へ。

おにぎりと豚串がもう１つあってもいいのにな

昨年、序盤に登場した拓真館へ向かう道は、途中に４つの坂道があります。一つ一つは短く、傾斜はさほどでも無いので、元気があるうちはサクサク走れますが、今年は足を使ってきた後。思ったよりペースが上がらず、３つ目くらいの坂道でKさんとOさんから千切れてしまいました。後で聞くとOさんも途中で千切れたとか。前日にパパ業を済ませ、夜中車を飛ばしてやってきて寝不足の筈のKさんですが、毎日往復40km（しかも帰りは登り坂）を通勤しているというのは伊達じゃありません。

「序盤の坂さえクリアできれば楽」そう思ってた時期もありました。

撤回します、今年もキツイよ－。

だらだら坂を登り切ってたどり着いたエイド５、拓真館では去年と同じお菓子が出ましたが、丁度良い感じ。
お菓子の他、梅干しがあったのは嬉しかったですねー。

チュロスとクッキー。丁度良い甘さで美味しいです。

あとはまた坂道をいくつか越えて、メロンをいただくだけ。
快調に・・・とまでは行きませんが、行きに比べたら楽な道のり。日の出公園で一休みしていると、顔にあたるものが。

気づくと空には雲が広がっています。保ってくれよと祈りつつ、最後のエイドへ。

最後の登りを終えると丁度背中からの順風。疲れた足でも軽々40km巡航できる風にのって快調に飛ばします。でも、途中からアスファルトの継ぎ目による突き上げが辛くなってきました。
ここに限らず、富良野の道はグレーチングや橋の継ぎ目など、段差が多い印象です。
途中、結構な頻度でパンク修理を見かけましたが、段差に引っかかった人も多いのではないでしょうか。
路面状況は仕方無いので、抜重しながら走りますが頻繁にくると面白くないですねぇ。

最終エイド６では富良野メロン。カットメロンとカップソフトをいただきます。

デザートのメロン＆ソフトクリーム。今年は最後でよかった

去年は最初のエイドでしたが、今年は最後のエイド、メロンはこの順番の方が嬉しいですね。塩分欲しいって人もいましたけれど。

ここではゲストの安田団長が後から到着したので、写真を撮らせていただきました。嫁は前々から団長と写真撮りたいと言っていたので念願叶って満足そう。
アイスを食べてる途中にお願いするのは気が引けましたがw

ここでも雨がポツポツと来たので、早々にスタート。

後は本当に平坦のみですから、のんびり走ろうと提案するのですが、やんちゃなTさんが無謀にもアタックを仕掛けます。突然のアタックに驚きましたが、横にいたKさんに「潰していいですよ」と仕向けるとあっという間に加速して仕留めるKさん、鬼やw

しかし、アタック合戦を仕掛けてくるとはTさんも素質十分ですなぁ（笑）、旭川在住なのが惜しい。

最後はゆっくりみんなでゴール。15時くらいだったでしょうか。

おつかれさまでした

途中の下り坂でKさんのホイールが思い切り振れだしてあわや落車か？という状況にはなったものの、誰一人怪我もなく、パンクもその他のトラブルも無く、天気も保ってよかったよかった。

去年より楽だろうなんて思ってましたが、実際にはそんな考えは全くの間違いで、終わってみたら足は売り切れじまい。帰ってシャワー浴びてご飯を済ませ、とっとと床につきました。

今年も富良野の自然を満喫して、楽しく走れました。
現地でお会いした皆さんにはろくにご挨拶も出来ずじまいだった方もいらしゃいますが、またの機会にご一緒できればと思います。

次は中札内に行こうと思っております。はい。