きたぐにの季節は、夏と夏以外: Did Not Finish ?

第３回に初めて参加してから４回目の参加となる美瑛センチュリーライド。

例年、秋晴れの空のもと、美しい美瑛の風景を楽しみながら走っていましたが、今年は雨。

自転車仲間二人と待ち合わせて9時半過ぎに会場に到着すると、薄曇りの空模様です。

受付を済ませ、自転車を下ろして準備をしていたら「なんとか持ってくれよ」という願いも空しく小雨が顔にあたるようになります。

２日間一緒に走った相棒達

開会式では町長さんや来賓の方々のありがたいお話。

まあ正直ありがたくもなんともない（笑）んですが、これだけの素晴らしいイベントを町ぐるみで開催して下さっているので、ちゃんと来賓の方々の紹介まで聞きますよ。

来賓と言えば、今年は三笠宮彬子女王殿下も自転車に乗られたとか。天気の良いときにお越し頂きたかったですねぇ。

コンサドーレハイエースとマビックカー、シマノカー

ありがたいお話につづいて、「やまめの学校」堂城先生による~~おしりぺちぺち~~走行時の注意点説明の時間です。

まだ先生が言い切って居ないのに、みんなで身体のあちこちを叩き出した時にはよく訓練されていると思いましたね。

そうこうするうちに、小雨程度だった雨は本降りに。

皆さんカッパやらシャンプーハットやら~~コンビニレジ袋~~シューカバーやらを装備してめいめいに雨対策。

私は本格的な雨の中を走るのは初めての事なので、正直なところ憂鬱。サイクルレインウェアを羽織り、薄手のレッグウォーマーを履くくらいです。

シャンプーハットとかかっぱとか・・・

この後はゴールするまで写真がありません。

なぜならば、そんな余裕は無かったからです。

走り始めて早々に私と妻は集団後方に取り残され、一緒にスタートした自転車仲間二人から離れてしまいます。そのうち、雨のせいかどうにもペースの上がらない妻が遅れ、早くも一人旅状態。

誰かの後ろにつこうにも水はねがイヤなので積極的に入ることもせず、にも関わらず降り続く雨でぐしょ濡れになり、シューズの中に水がたまってちゃぷちゃぷするようになるともう考えることはDNF。

平坦路で29erにも千切られ（知ってる人だったw）、ちょっとした向かい風が面白くなく、下りもブレーキが効きにくいので飛ばせなくてつまんない。

この手のイベントでは、中札内でショートカットした他は走りきっているので、DNFはしたくありません。でも、頭の中では「第１エイドで回収して貰おう」という誘惑がステレオで響いている状態。

「嫌なことはさっさと済ませよう」という発想のもと、坂道も踏んで第１エイド到着。前の方で走っていた自転車仲間とも合流。

その頃には多少雨脚は弱まっていましたので、DNFはイヤだからさっさと走りきって終わろうと思い、あんぱんとホットミルクだけ頂き、丁度出発するところだった先頭集団にくっついて行きました。

余談ですが、ホットミルクは雨に冷えた身体にとっても有り難かったです。こういった気遣いが美瑛が最高のイベントだと思えるところです。

堂城先生率いる先頭集団は概ね30km/hペースくらいでしょうか。下りや平坦路はついて行けるのですが、当然登りはダメダメ。先頭２０人くらいに入っていれたのはエイドを出てから最初の登りまででした。長い登りは無く、そこも細かいアップダウン程度なので、遅れまいと立ち漕ぎを多用。おかげで集団は常に視界に居ました。

なもんですから、下りと平坦でなんとか先頭集団に食らいつこうと同様に登りで遅れた方々と協調して追いかけたのですが、気づいたらまた一人旅。結局セブンスターの丘までに追いつくことが出来ず、いたずらに足を消費した状態でちんたら丘を登り、途中で交わしてきた方々にも置いていかれ、ヘロヘロになりながら第2エイドに到着しました。

バナナとチョコレートに麦茶を頂いて、第１エイドより長く休むことができたので、再び先頭集団にくっついてゴールを目指します。

堂城先生による絶妙な集団コントロールもあり、細かいアップダウンで遅れながらも最後の下りで合流。辛うじて先頭集団でゴールすることができました。

ゴールした頃には雨は上がっていましたが、さっさと自転車を車に仕舞い、妻のゴールを待っている間、トレックの試乗車を見ていました。

当然お目当てはmadone 9。9.2と Race Shop Limitedが来ていたので56cmの9.2に試乗してみましたよ。