2012年9月30日日曜日

朝里峠チャレンジ

職場の同僚で、「50歳になった記念に何か達成したい。」という人がいて、「じゃあ峠登りますか」って話になりました。

職場の自転車同好会(仮称)は自分も含めて初心者だけなので、峠といえばせいぜい小林峠くらいしか登ったことがありません。先日は、マオイの丘を登るだけでも疲労困憊していたメンバーなのです。

じゃあ何処を登ろうかというと、「中山峠」「朝里峠」「支笏湖」あたりが候補。色々検討した結果、勾配はあるけど距離の短い朝里峠を小樽側から登ろうという事になりました。

当日は、あいにくの雨予報。しかし、祈りが通じたのか前日16時発表の天気予報で傘マークが消えたため決行することに。発寒中央駅に朝7時集合となりました。参加者は自分と、50歳記念のTさん、フルマラソン経験を持ちメンバー随一の体力を誇る30代のUさん、それと同じく30代の私、の3人。

雨の予報があった事が嘘のように快晴の中、まずは朝里峠手前のコンビニへ。


そこから緩い登りを経て朝里ダムへ




朝里ダム。ここを越えると急勾配が。
のんきに写真を撮っていられるのはここまで。朝里峠の平均勾配6%区間にさしかかります。私、Uさん、Tさんの順に登り始めましたが、Tさんが遅れます。事前に各自のペースで登る事とし、何かあったら携帯に一報することとしていたので、私とUさんはそのまま登ります。
3キロほど登ると、私が電池切れに。
後ろを付いていたUさんが「明らかにスピードが落ちた」とわかる程ガタっときたようです。
Uさんはここで私をパス。体力の違いが歴然です。

ここで私は禁断の28Tを投入。体力の回復に努めることにしました。Uさんはみるみるうちに遠ざかっていきます。少し回復したので、再び21Tに戻して登坂開始。ちなみに私のカセットは11-28Tなので後ろ3枚は21-24-28です。

一度離れたUさんには追いつけませんが、なんとか自分のペースで登り続けると、トンネルと覆道のあたりで勾配が緩くなります。峠の頂上にあるトンネルが見えたので13Tくらいにして一もがき。息も絶え絶えになりながらゴール。


峠の頂上はこのトンネルの中

平均勾配6.3%の6.6kmを、およそ35分で上れたというのは、決して早くないですが私にとっては上々です。Uさんは私より1分程度早くゴールしましたが、途中で写真を撮る余裕があったらしく、流石の体力。

最後の直線を上るTさん
そして、今日の主役Tさんは10分近く遅れてゴール。
とにかく、「朝里峠を登る」ことが達成出来たので、3人とも笑顔。

この日は他にも峠を登っている人がいました。頂上のトンネル付近では、5人くらいのランドナーが。大学生か高校生くらいか。聞いてみると我々と同じルート。
下る途中にも10人程度の集団が定山渓から登ってくるのに会いました。

定山渓ダム

下って、丁度昼どきだったので、小金湯温泉でひとっ風呂と食事を済ませ、豊平川を下って帰ってきました。

帰ってきた時には達成感もあって、まだまだ行けると思ったのですが、1晩寝ると太股に筋肉痛が・・・
まあでも、朝里峠を越えられたのは自信になりました。次は何処に挑戦しようか。





2012年9月28日金曜日

工具のはなし

このオフシーズン、チェーン周りの汚れを自分で掃除したいと思っています。
それは色々と専用工具が必要らしく、ドライバーとアーレンキーくらいしか無い我が家には敷居が高い。
とは言え、自転車を初めて1年以上が経過したわけですから、毎回お店にお願いするのではなく、多少は工具を用意して、簡単な事なら自分でも出来るようになりたいと考えました。

で昨日、自転車屋でMarlinのブレーキワイヤー調整してもらいがてら、チェーン周りのメンテナンスに必要な工具について聞いてみました。


馴染みの店員さんが、嫌な顔ひとつせず丁寧に説明してくれるのですが、私のナマクラ頭ではイマイチBB周りの構造を理解できず。
店員さんももどかしいと思ったのでしょう「じゃあ現物見ながらご説明しましょう」と奥からわざわざCAAD10の2013年モデルを出してきて、その場でBB周りを分解して見せてくれ、ようやく理解することができました。

たまたま、音鳴り対策に1度バラして組み直す予定だったとは言え、現物を見ながら説明していただけたのは本当に有難いことです。

そうそう、2013のCAAD10は・・・デザインだけ変わったのですが、プロロゴのサドルデザインだけは2013の方が好みでした。

本文とは全く関係ない、我が家の愛猫

さて、肝心の工具ですが、少なくとも以下の工具があれば良いことがわかりました。


汎用工具
・モンキーレンチ
・プラハンマー
・アーレンキー 10mm

専用工具

・スプロケット外し
・フリー外し
・チェーンカッター(一緒にコネクティングピンも)

それと工具箱。


この週末は雨の予報なので、まずは汎用工具を探しにホームセンターにでも行ってみようと思っています。
その後、専用工具をお店に注文するかな。

総額で幾らになるんだろう・・・

2012年9月23日日曜日

楽しかった美瑛センチュリーライド


この土曜日、第3回美瑛センチュリーライドのステージ1に参加して来ました。
初のイベント参加です。

タイトルでも書いている通り、とても楽しかったです。
天候にも恵まれ、風はなく、湿度は低く、太陽の光が降り注ぐ最高の環境でした。

朝、札幌を出て美瑛のスポーツセンターに到着したのが9時過ぎ。受付開始は9時半からとの聞いていましたが、既に多くの参加者が集まり、駐車場では既に自分の自転車を出して談笑していたり、軽く走っている姿も見えます。BMC、KUOTA、cervelo・・・etc あまり普段見かける機会の少ない自転車がたくさんあって、しばらくは他人の自転車を眺めて楽しんでいました。

受付も既に始まっていたので、すませてゼッケンにニックネームを書いていると「やまめの学校プチスクールが始まります」との事。実は今回楽しみにしていたのが、この堂城 賢さんのセッション。

体験を元に、わかりやすくポジションを解説してくれる 堂城 賢さん
実際に、どんな姿勢だと体の何処に負担がかかるかを体験しながら、1時間にわたる解説。とてもためになりました。

「やまめの学校プチスクール」が終わると10時半。開会式まで30分もありません。慌てて自転車を準備して、開会式に向かいます。美瑛町長さんの挨拶を始め、来賓の紹介、特別参加ライダーの紹介を経て、11時半にスタート・・・の筈が、私と嫁さんがエントリーしたのは目標平均時速25キロ、20キロ、15キロの3段階のうちの15キロ。この日は実に700人弱がエントリーしていた事もあり、かなり後のスタートとなりました。結果、スタートしたのは11時50分くらいでした。

SHIMANO、COLNAGO、TREK、SPECIALIZEDなどのメーカがブースを出展していました

皆さん、自転車もウェアも決まっていますね。

町長さんの挨拶

出走を待つ人々。意外と長く待つんですね・・・


スタートして、一般道に出ると、美瑛町の方々が、手を振って声援を送ってくれるんですね。これは嬉しかったです。最初から気分良く走る事ができました。
しかし、浮かれてたんですね、サイコンののスタートボタンを押し忘れて、最初の5キロはログが残っていません・・・

それとは気づかず、写真を撮りながらゆっくりと走ります。











当初、平均時速15キロの班でスタートしたのですが、思ったより坂道が緩やかで、私も嫁さんも、快調に走れているので、少し前に出ることにしました。集団走行に慣れていない事もあって、前に出る時もふらふらして周りに迷惑をかけてしまったかもしれません。ちょっと反省です。

そうこうするうちに、最初のエイドステーションへ。

最初のエイドステーション、美馬牛小学校

配布された牛乳とパン。カボチャかなにかを練り込んでいるのか、黄色い生地でとても美味いパンでした。


十分な休憩のあと、エイドステーションを出発。
まだまだ綺麗な風景が続きます。









トラブルも無く、本当に気持ち良く走れました。
そして2つめのエイドステーション到着。

エイドステーション、旧北瑛小学校。バナナと麦茶をいただきました。


ここで、サポートに来ていた札幌じてんしゃ本舗の店長さんとなじみの店員さんと談笑。先日買ったタイヤ、VittoriaのディアマンテProの調子を話します。転がりは良いんですが、サイドが柔らかいのか、これまでのMAVIC K10よりPSIで10ほど高めに入れて走っていたのですが、結局自分に合うのを見つけるまでたくさん買えという結論に(笑)

ケンメリだったかセブンスターだったか・・・











時間はかなり余裕があったので、ちょこちょこと写真を撮りながら走りました。
コンデジで撮った写真ですが、美瑛の綺麗な風景が少しでも伝わるでしょうか?

最後、美瑛町の市街地に入ってくると、路駐の車や信号もあって、パレード走行の趣で走りました。美瑛駅のロータリーをぐるっと回るあたりもパレードっぽかったですね。町民の方が手を振ってくれたり声をかけてくれるのが、また嬉しかったです。

ゴールに到着した時間は正確に覚えていませんが、15時くらいだったでしょうか。
思ったより早く走れたなぁというのが感想です。

ゼッケンと、ステージ1の完走証
完走証を手渡された時は、嬉しかったですね。
運動が苦手な私にとって、こういった形の証明書なんてのは貰った経験が無かったので、しばらくは「走れたんだなぁ」という感慨にふけっていました。
ゼッケン着けて走るなんてこともなかったので、これも嬉しい記念品です。

終わった後は、簡単にメンテをしてからブースを冷やかしてました。
試乗はしませんでしたが、各社の2013モデルが出展されていましたね。

TREKのブースにはマドン7.9がありました
この構造は空力を生かしているとはどうにも思えないんですが(笑)
スペシャのブースにはRubyの2013モデルもありました。

11速だ。9000系 Dura-Ace装備のRuby Pro

十分に満足して美瑛を後にしました。
本当に楽しかったです。準備をして下さった皆さんには感謝感謝。
また来年も参加したいと思っています。
今度は160キロ走りたいな。




参加賞のボトル