今日は、近所のつどーむで行われているスポーツ自転車の大試乗会「北海道スポーツサイクルフェスティバル」に嫁と二人で行って来ました。
マウンテンバイクやロードバイクは、10万円以内の安価なもの(10万以内で安価って感覚もおかしいw)から、100万円を超える非常に高価なものまで様々ですが、買う前に試し乗りをしてみたくても、高価な自転車は、自転車屋さんで自分に合うサイズの欲しい自転車が試乗できることは希です。
そうは言っても乗ってみないことにはちょっと手が出ないやという人のために、北海道の自転車屋さんが主催して、20を超えるメーカ、代理店が集まって開催されるイベントなのです。たぶん。
じゃあ、私は自転車を買うのかというとそうではなく、単に「普段乗ったことない高級自転車に乗ってみたい!」という欲求にかられて、のこのこと出かけていったわけです。
もちろん、そんな人も歓迎だそうですので(笑)
ただ高い自転車に乗りたいがための私が、今日乗ってきた自転車を順にご紹介。
ピナレロ パリ (完成車 ¥548,000)
左右非対称が特徴的なカーボン車。私にとって初めて乗ったカーボンフレーム、そして初めての電動シフト。CAAD10に比べてマイルドな感じ。つどーむの駐車場にもうけられた試乗コースは、結構ボコボコな所もあったのだけど、おしりに突き上げてくる振動が若干楽な感じで、これがカーボンかと感心。
コガ キメラUD (フレームセット
¥ 309,000)
これもカーボン。カラーリングが素敵で、トップチューブが上からみると角張っていて格好いい。残念ながら、サイズが50で少し小さかった。
トレック ドマーネ6(完成車¥499,000)
本日の目的その1。今年の春に発売されたばかりの新モデルで、欧州のレースにおいてパヴェと呼ばれる古い石畳の多いコースを制する為に開発されたもの。もちろんカーボンフレームなのだけど、シートポストとトップチューブが独立していて、間に衝撃吸収の素材が仕込まれている。サイズも丁度良くて、アップライトなポジションで乗れたこともあって快適。試乗コースの穴をものともしないのは凄い。
フェルト F3(完成車 ¥396,900)
ミドルグレードとの事だけど、違いはよくわからない(笑)踏めば進むし、カーブも綺麗に曲がれる。振動もまずまず吸収してくれる。学級委員的な感じ?コンポーネントがスラムのREDで、今までシマノのシフターしか使った事の無い身には、ダブルタップは新鮮。
コルナゴ マスターXライト(フレームセット ¥315,000)
シルバーにメッキされたフォークとチェーンステーが特徴的なクロモリ(クローム・モリブデン鋼。要するに鉄製)フレームの自転車。残念ながら、付いていたコンポーネントがカンパニョーロのアテナ(コーラスだったかも?)というタイプで、親指の位置にスイッチがあって変速しづらかった。途中で嫌になったのであまり乗れずに返してしまったのはもったいなかったな。
コルナゴ C59(フレームセット ¥598,500)
コルナゴをもう一台。カーボンフレーム車で、トップレベルの選手にも供給されているフラッグシップ。ただ軽いんじゃなくて、踏めば応えてくれる力強さもあって流石高級車だなぁと。そういえば、これもカンパニョーロのコンポーネントだったけど、そんなに使いづらくなかったな。スーパーレコードだから?
スペシャライズド Sワークス ターマックSL4(完成車 ¥850,000)
硬いと評判のカーボンフレーム、ターマックシリーズのハイエンド。もう軽いのは当たり前なんだけど、踏んだら力強く応えてくれる。C59も踏みごたえはあったけど、これはそれ以上。CAAD10と変わらないくらいの力強さ。なにこれすげー。硬いけどでこぼこもあまり気にならなかったのが意外。走りながら「楽し-!」といっちゃったくらい気に入ったフレーム。
スペシャライズド Sワークス ヴェンジ(完成車 ¥980,000)
ターマックに比べて、オールラウンダーなハイエンド(だと思う)で、ジオメトリがピッタリ合ったのか、ターマックの後に乗ったからなのか、とても乗りやすいと感じたフレーム。スペシャライズドはデザインが好きじゃないけど、欲しくなっちゃう。
トレック マドン6.9 SSL(完成車 ¥907,500)
ハイエンドが続きます。先に乗ったドマーネは荒れた路面で走る用、普通のレースだったらこちら。ヴェンジと同様に、とても乗りやすいフレームで、フェルトのF3が学級委員なら、このマドンSSLは生徒会長みたいな優等生。ただ、トレックについているボントレガーのホイールは、ドマーネもそうだったけど、ハブのラッチ音がうるさい。最初何か引っかけてるのかと疑ったくらい。
アンカー RNC7(完成車 ¥240,000)
クロモリ再チャレンジ。ああなるほど、クロモリが好きという人がいるのがわかるなと思いました。アルミやカーボンに比べて重いのですが、だからなのか味のある走りをしてくれます。ちょっと良い表現が無いのですが、ねっとりとした加速といった感じでしょうか。コンポーネントはなじみのある105ですが、私のCAAD10に比べてフロントの変速が楽に感じたのは、CAAD10のクランクがFSAだからでしょうか・・・。
余談ですが、アンカーのブースは飯島誠さんが応対してくれました。今年からスカパー!で解説をされているので、その話をしたら、ジロはもうないけど、ドーフィネやツールドスイスあたりでまた解説させてもらえそうとおっしゃっていました。シート高さを丁寧に合わせてくれたのもありがたかったです。
キャノンデール スーパーシックス EVO(完成車 ¥749,000)
本日の目的その2。キャノンデールのハイエンドで、フレーム重量が695gという軽さ。あまりに軽いので、規定に引っかかり、公式レースではフレーム内に重りを入れるハメになっているとか。同じメーカのCAAD10に乗っている身としては、是非とも乗っておきたかったのですが、人気らしくていつ行っても試乗中だったり、目の前で他の人が丁度乗るところだったり。なんとか、帰る前に乗ることができました。他のハイエンドに比べると、やはり軽いからなのか、走り出しも軽い気がします。これで坂道上ったら楽しいかな?コンポーネントは乗るまで普通のデュラエースだと思っていたら、なんと電動デュラエースでした。おかげで他のより多く周回してしまいました。だから私も待たされたのね(笑)
オルベア オルカ ゴールド(フレームセット ¥420,000 )
これもハイエンド。オルベアは結構デザインが好きなのよねーと思って探したら見つけられず、よくよく探したらこの白い試乗専用フレームだったので見つけられなかったという。特徴は・・・ごめんなさい、ここまで乗ってるともうよくわからなくなってるw
フォーカス イザルコ ER1.0(完成車 ¥417,900)
最後にしようと思って乗った1台。フォーカスが今年発売したばかりのロングライド向けカーボンフレーム。担当してくれたブースの方が、「あまりにもアップライト過ぎて、ハンドル位置を一番下に下げている」とおっしゃってましたが、カーブも曲がりやすく、乗り心地はよかったです。ただ、横風が来た時にフロントを「ぐりんっ」と持って行かれそうになったのは、ちょっと不思議。決して軽いホイールでもないし、他の軽いフレームでもそんなことは無かったのにな。
以上13台。10時半くらいから13時過ぎまで乗りまくってきました。
ロードバイク1年生の私に取っては、観るもの全てが珍しく、フレーム以外にもコンポーネントの違いが面白かったです。スラムのシフターはアリだな、とか、同じ電動でもやっぱりアルテグラよりデュラエースの方がフロントは綺麗に変わるな、とか。
クロスバイクに普段乗っている嫁も、女性向けモデルを何台か乗って、カーボンバイクの魅力に気づいたようです。だからって80万する自転車欲しいとか言うのはやめような。
今日のつどーむ近辺は風が強く、丁度試乗コースでは追い風と向かい風の状態で走る事になりましたが、空は晴れていて気持ち良く走れました。走り終わってご飯を食べたあたりでどっと疲れを感じたので、つどーむにいたときはよほど楽しかったのでしょう。
こんな楽しいイベントをくんでくれた、主催者の方々には感謝感謝です。
明日もやってますので、まだ行かれていない方は是非。ヘルメット必須ですがレンタルもしてますよ。
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